急に柿のことが気になったので、ちょっと調べてみました。
なぜ、甘柿と渋柿があるのでしょうか?
私はてっきり柿には、甘柿・渋柿の2種類があるのかと思ってました。
多くの方が、たぶん私と同じように思っているのではないでしょうか。
でも実はそんな単純なものではなく、ちょっとややこしいんです。
完全に理解するには短時間では無理そう…
なので、あえて“3分”で読んで理解できるようにシンプルにまとめてみました!
ご参考になれば幸いです。
・柿は甘柿・渋柿の2種類ではなく、厳密には「完全甘柿」「不完全甘柿」「不完全渋柿」「完全渋柿」の4種類あり。
・形は四角くて平たいものと、丸いものがある。
丸いものはころんと丸いものもあれば、ドングリのようにズングリしたものもある。
・種があるものと、もともとないものもあるし、品種によっては種が入ったり入らなかったり… ややこしいです
ちなみに種が入ると甘くなる傾向ですが、種なしでも甘いものもあるし、これも一概に言えずややこしい…
・渋の正体は、タンニン。
・売られてる柿はすべて甘柿かと思いきや、渋抜き加工した渋柿も普通に売られているそう。
・完全甘柿は木になってる状態で自然に渋が抜け、そのまま美味しく食べられる。
代表は次郎柿や富有柿。
・不完全甘柿は、種がいくつか入ることで全体の渋みが自然に抜けるもの。
ただし種が入っても渋が抜けなかったり、種が入らなかったり、同じ木でも甘い実と渋い実ができたりと、けっこうややこしい…
不完全甘柿を渋柿に分類する例もあり。
・不完全渋柿は、種のまわりだけ渋が抜けて甘くなるもの。
でもこの程度では、渋抜き加工しないとそのままでは食べられません。
・完全渋柿は、種が入っても渋いままの正真正銘の渋柿!
・渋柿は、さすがのカラスも食べません。
・そんな渋柿も熟々になるまで木の上に放置しておくと、渋が抜けて甘くなってるそうです。熟柿(じゅくし)と言うそう。
これなら、よくカラスが突付いて食べてますね。
・渋柿は渋抜き加工をするか、干し柿にすることで美味しく食べることができる。
・ジャムにするなら完全甘柿のみ使うこと。
渋抜き加工した柿では、ジャムにすると渋みが出てしまうそう。
・最後に、実だけでなく木も葉もいろいろと利用されてます。
木は家具や道具類などに加工されます。
葉は栄養価が高いのでお茶(柿の葉茶)にしたり、殺菌効果があるのでお寿司(柿の葉寿司)や和菓子を包んだりするのに使われます。
以上です。
ここまで理解してまとめるのに、2時間近くかかりました…