私が生まれたのは、昭和40年代の前半です。
少年時代にはスパゲッティと言ってたのに、いつの日からか「パスタ」と呼ぶようになり、気づいたときには周りも、TVや雑誌、世間までも「パスタ、パスタ」と、まるで“なんとかのひとつ覚え”のように…
当初はずいぶん戸惑ったのを、まるで昨日のことのように覚えています。
ところでパスタとは、「小麦を練って作った麺」のことのようです。
日本人は“麺類”(うどん・そうめん・ラーメンなど)なる言い方をしますが、イタリアでまさにそれに当たる言い方がパスタ(スパゲッティ・マカロニ・ペンネなど)のようですね。
日本でパスタというようになったのは、やはりあのバブル期の頃からのようです。
メディアを中心にイタリアとパスタの特集がよく組まれ、それを“お洒落”と感じた見栄を張りたいバブリーな人々を中心に、広く世間に広まっていったみたいですよ。
ちなみにパスタはもちろんイタリア語ですが、英語だと「ペースト」、フランス語だと「パテ」になるそうです。
これからわかるように、これをそのまま日本語に訳せば「小麦の練り物」ということになりますね!
つまり、ピザもお好み焼きもたこ焼きもパンもクッキーも、みんな「小麦の練り物」が原料ですから、だったらパスタってこと…?
頭がこんがらがってきたので、このへんで終わりにします。