「正肉」という言葉を時々見かけることがあります。
なんて読むか、ご存知ですか?
「せいにく」なのか「しょうにく」なのかわからなかったので、ちょっと調べてみました。
すると、実は「せいにく」も「しょうにく」もどちらも正しいことがわかりました。
というより、この「正肉」には二通りの読み方があり、それぞれ意味が違うみたいなんです。
ちょっとややこしいんですが、わかりやすいように私なりに整理してみました!
□「しょうにく」とは、大きく分けると「骨や余分な脂身などを取り除いた食用のお肉」のことだそうです。
ただ牛・豚と鶏とでは、少し意味合いが違うみたいです。
△牛・豚肉の場合は、枝肉(頭や内蔵やしっぽなどを取り除いた、骨のついた状態の肉)から、骨や余分な脂身を取り除いた状態の肉を正肉(しょうにく)と言うそうです。
※ちなみに枝肉と聞いて私が即座に思い出したのは、映画「ロッキー」の1シーンです。
ロッキーが精肉工場の冷蔵庫の中でサンドバッグ代わりに殴ってたのが、天井からずらりと吊るされてた牛の枝肉でしたね。
△鶏肉の場合は、ムネ肉とモモ肉の骨を取り除いた状態の肉を正肉(しょうにく)と言うそうです。
そういえば、スーパーなどでポップやチラシに「モモ正肉」「ムネ正肉」なんて書き方してることがあり、時々見かけることがあります。
□「せいにく」とは、主に焼き鳥屋さんで使われる読み方みたいです。
なんでも焼き鳥というのは本来は鳥の肉を焼いたものなんでしょうが、必ずしも鳥に限らず、野菜や牛・豚の肉を串焼きにしたものも総じて『焼き鳥』と現代では呼ばれてるんだそうです。
そこで牛や豚の肉の串焼きに対して、ホンモノの鶏の肉を焼いた「焼き鳥」だという意味で、正しい肉の「せいにく」と呼ばれるようになったみたいです。
なんだかこんなこと調べてると、無性に「焼き鳥」が食べたくなってきました!
今夜は遅いので、明日の仕事帰りにでもどこか焼き鳥屋さんに立ち寄ってみようかな。